浮気調査を切っ掛けに夫婦関係を修復する選択肢も

探偵業者に浮気調査が依頼される事例には、大きく分けて以下の2つのパターンがあります。
 
1 .離婚と慰謝料の請求を前提としたケース

離婚にあたっては夫婦双方の合意または、法律で定められた「『不貞行為』等があったこと、あるいはその他婚姻を継続しがたい重大な事由」…
つまりこれ以上夫婦関係を続けて行くことができない、という理由が必要になります。
逆に言えば、理由もなく一方的に離婚を行うことはできません。

例えば「性格の不一致」や「セックスレス」などは、正当な離婚理由としては認められないことが多いです。
浮気の現場を撮影した動画・静止画は、浮気があったことが認められる証拠となるので、撮影は必要なのです。
この場合、浮気相手にも慰謝料を請求できます。
 

2.夫婦間の関係を修復するための材料とするケース

相手の浮気をやめさせたいが、子どもや今後の生活のことを考えると離婚まではしたくない、という場合がこれにあたります。

いわば浮気の証拠をお守り代わりに、相手との関係修復を図るわけです。
浮気の証拠を押さえておけば、相手からの離婚請求が認められにくいというメリットもあります。
「愛人と一緒になりたいから、適当な理由をでっち上げて妻とは離婚したい」という、身勝手な理由による一方的な離婚を防げるのです。
 

このように、浮気調査を切っ掛けに夫婦関係を修復する選択肢もありますし、「証拠」には、必ず離婚するためにだけでなく、円満解決のために役立つ場合もあるのです。

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